ライプツィヒに所属するティモ・ヴェルナー【写真:Getty Images】
昨季ドイツ2部で2位の成績をおさめて1部に昇格し、今季はブンデスリーガで戦っているRBライプツィヒ。SCフライブルクと共に1部昇格を果たした”昇格組”の一つだが、第11節のレバークーゼン戦で3-2の勝利をおさめ、ドルトムントがバイエルン・ミュンヘンに1-0の勝利をおさめたことで、ライプツィヒが首位に立った。
飲料メーカー「レッドブル」が2009年に当時5部にいたマルクランシュタットを買収し、新しいクラブとしてライプツィヒが誕生。カテゴリーを一つ一つ登り詰め、わずか7年でブンデスリーガまで昇格してきた。
今夏の移籍市場では2部に降格したシュトゥットガルトから20歳のドイツ人FWティモ・ヴェルナーを補強。各世代別ドイツ代表としてU-15からU-21までの出場経験があり、17歳の時にプロデビューを果たしたドイツ期待の若手選手だ。
今季はリーグ戦11試合に出場し5得点4アシストを記録。25歳のスウェーデン代表MFエミル・フォルスベリと共に攻撃を牽引している。
ライプツィヒは第11節が終了した時点で8勝3分の無敗だ。総得点が23である一方、失点数も9と守備も堅い。潤沢な資金力がバックにあるとは言え、この快進撃をそれだけで語るのは難しいだろう。
ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督も「ライプツィヒは決して一時的な成功ではない。本当に真剣に捉えるべきチームだ。去年のイングランドで起こったこと(レスター・シティのプレミアリーグ優勝)と比較できる」と語っており、ライバルの実力を認めている。
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