レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督【写真:Getty Images】
レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督は、チームがプレミアリーグからの降格を心配しなければならない状況にあることを認めている。20日付の英紙『ミラー』などが同監督のコメントを伝えた。
昨シーズンは奇跡的とも言うべきプレミアリーグ制覇を成し遂げたレスターだが、王者として臨んだ今季は苦戦が続いている。現地時間19日に行われた第12節ワトフォード戦にも敗れて今季初の連敗を喫し、12試合で早くも6敗目。上位争いからは大きく遠ざかり、降格圏の18位とわずか2ポイント差の14位にまで沈んでいる。
優勝を果たした昨シーズンも「常に後ろを見ていた。今季も同じだ」と語るラニエリ監督だが、ここまでの苦戦は想定していなかったというのが正直なところのようだ。「降格は非常に近い場所にある。リアクションを起こさなければならない。苦戦は予想していたが、もう少し勝ち点を取れると思っていた」と述べた。
「レスターのようなチームがタイトルを獲った後であれば、こうなるのは普通のことだ。しっかりと団結して、必死の努力を続けていかなければならない。それだけが唯一の処方箋だ」とラニエリ監督は語り、昨季の快挙に繋がったようなスピリットを取り戻すことこそが必要だと強調している。
次節ミドルスブラ戦にも敗れるようなら、他の結果次第で降格圏に転落する可能性もある。昨シーズンのようなミラクルを再現するのは現実的に難しいとしても、せめて降格の心配をせずに済む順位には浮上を果たしたいところだろう。
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