アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】
本拠地ビセンテ・カルデロンでの最後のマドリードダービーで0-3大敗を喫したアトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は「2点目のPKで希望が途切れてしまった」と振り返る。19日、スペイン紙『アス』が報じている。
シメオネ監督は試合後の会見で、「見ての通りの結果だ。前半は相手が良かった。後半の最初の20分は我々が良かった。しかし、2点目のPKで希望が途切れてしまった」と語る。
そして、守備の脆さを指摘されると「あなたにはそう見えるのかもしれないね。だが後半最初の20分は脆弱ではなかった。1点目のFKも壁に当たったものだ。あの後半の20分間の質を維持できるようにしなければならない」とコメントした、
また、予想を覆し、スタメンでFWフェルナンド・トーレスを起用したことについて「深さを出したかった。ケビン・ガメイロでは空中戦をあまり戦えないこともあり、高さのバランスを取りたかった。だが、うまく行かなかったのは明らかだ」と述べている。
相手のレアル・マドリーの印象については「普段通りのプレーだった。クリスティアーノ・ロナウドを最前線においていたが、システム的に大きく変わったわけではなかった。だが、彼らはいいプレーをし、いいプレッシャーをかけてきた」と答えている。
会見では、上記以外にも様々な質問が投げかけられたが、「2点目のPKが全てだった」ということを度々口に出しており、流れを決定づけたこのPKが余程無念であったことを窺わせている。
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