PSGに所属するアテム・ベン・アルファ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するMFアテム・ベン・アルファは、足を切断するリスクを負っていたようだ。19日付の仏紙『ル・パリジャン』が報じている。
当時ニューカッスルに在籍していたベン・アルファは、2010年10月3日に行われたマンチェスター・シティ戦で現在ガラタサライに所属する元オランダ代表MFナイジェル・デヨングの悪質なタックルを受けた。
イエローカードは出されなかったが、このタックルによりベン・アルファは左足の脛骨と腓骨の骨折。全治6ヶ月の離脱を余儀なくされた後、リーグ戦で約1年ぶりにピッチに復帰を果たしたが、当時23歳だったベン・アルファはこの怪我のせいで足を切断するリスクを負っていたようだ。
骨折したベン・アルファはマンチェスターにある古い病院に搬送されたが、入院中にブドウ球菌に感染。そのせいで足を失う恐れがあったが、ベン・アルファがそのことを知ったのは、退院して1ヶ月経った後のチュニジアで治療を行っていた時だったという。
そこでPSGの専属医師も務める整形外科の名医エリック・ロラン医師が、状態の悪化を避けるためにベン・アルファをパリの病院へ移すことを決断。これにより、ベン・アルファは足の切断を回避することができたと報じている。
昨季には、ニースでリーグ戦37試合に出場して17得点6アシストを決めたベン・アルファだが、今季より加入したPSGではリーグ戦での出場時間はわずか265分のみと出番があまりもらえていない。そのことで移籍の噂もささやかれているが、ベン・アルファはロラン医師が見守る中で再び以前のような結果を出したがっているに違いないだろう。
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