ジネディーヌ・ジダン監督とクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、アトレティコ・マドリーの“マドリードダービー“での勝利を喜びつつ、ハットトリックを達成したFWクリスティアーノ・ロナウドに賛辞を送っている。19日付のスペイン紙『アス』などが試合後のコメントを伝えた。
現地時間19日に行われたリーガエスパニョーラ第12節の試合は、レアルのエースが文句なしの主役となった。23分には直接フリーキックで先制ゴール。後半にはPKで追加点を奪い、最後はカウンターから決定的な3点目を加えてハットトリックを完成させた。
就任以来最高の戦いのひとつだったのではないかとの質問に対し、ジダン監督は「それは分からない」としつつ、「難しいライバルを相手に、勝つのが難しいスタジアムで大きな試合をすることができた」と勝利の意味を強調。「ここで3-0の勝利を収められるチームはわずかしかない。簡単ではないことだ」と敵地カルデロンでの快勝を喜んだ。
レアルがタイトル争いの直接のライバルの一角となる可能性もあるアトレティコを下す一方で、2位バルセロナはホームでマラガとドローに終わった。バルサに4ポイント差をつけ、首位争いでも一歩抜け出したレアルだが、「1試合に勝っただけであり、何も勝ち取ってはいない。これからまだ困難があることは分かっているが、このまま続けていきたい」とジダン監督は冷静に状況を受け止めている。
C・ロナウドに関しては、この3ゴールにより今年のバロンドール受賞を確定させたという考えを述べている。「私はクリスティアーノが最高であることを今までも疑ってはいなかった。今夜は(バロンドール受賞者争いの)議論を終わらせることができた」と語った。
マドリーはこの勝利により、今季の公式戦18試合で依然として無敗を維持。22日にはチャンピオンズリーグでアウェイでのスポルティングCP戦に臨む。
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