アーセン・ヴェンゲル監督とジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督と比べ、自分は十分な“リスペクト“を受けることができていないと主張した。18日付の英紙『デイリー・メール』など複数メディアが伝えている。
ユナイテッドとアーセナルは、現地時間19日に行われるプレミアリーグ第12節の試合で激突。過去にチェルシーを率いていた際にたびたびヴェンゲル監督と衝突を繰り返してきたモウリーニョ監督だが、ユナイテッド指揮官としてはライバルとの初対戦となる。
「明日の試合は、プレミアリーグに限れば、(元ユナイテッド監督)サー・アレックス・ファーガソンがいなくなった今では最も優れた記録を残してきた2人の監督の対戦だ」とモウリーニョ監督。「2人でプレミアリーグのタイトルを6回か7回獲得している。私は3回、ヴェンゲルは3回か4回だろう(実際は3回)」と両者の実績を強調した。
だがその実績にもかかわらず、自分はヴェンゲル監督に比べて十分に周囲からリスペクトされていないと感じているようだ。「我々は最高の結果が出ない時であってもリスペクトされるべきだ。ヴェンゲルはそういうリスペクトを得ているが、私はそうだとは思わない。私が最後にタイトルを獲得したのは18ヶ月前なんだ。18年前ではない」と述べた。2004年以来プレミアリーグで優勝していないヴェンゲル監督への皮肉も込めたのかもしれない。
過去の対戦では15試合で1敗のみとヴェンゲル監督を圧倒しているモウリーニョ監督だが、「対戦成績は重要ではない。サッカーの試合は孤立したイベントであり、以前に何が起こったか、未来に何が起こるかとは関係ない」と話し、過去の結果をもってユナイテッドが優位だとは言えないとの考えを述べた。
ユナイテッドはプレミアリーグで現在6位。4位のアーセナルとは6ポイント差という状況で対戦を迎える。来季チャンピオンズリーグ出場圏内への浮上を目指すためにも重要な一戦となりそうだ。
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