蘇寧電器グループ会長の張近東氏【写真:Getty Images】
プレミアリーグの放映権も中国マネーによって買われることになるようだ。18日、英紙『ガーディアン』が報じている。
放映権の獲得に動いているのはライブストリーミングなどで配信を行っている中国の「PPTV」。2019/2020シーズンからの3年契約で7億万ドル(約769億円)の放映権料。この金額は海外向けの放映権の契約としては最大のものとなる。また米経済通信『ブルームバーグ』によると、650億万ドル(約720億円)以上の金額となるようだ。
英放送局『BBC』は「プレミアリーグとPPTVが契約に合意をした」と報じている。
PPTVは蘇寧電器グループが運営している。サッカー界にも積極的に進出している蘇寧電器グループはラミレスやアレックス・テイシェイラを獲得した江蘇蘇寧の親会社であり、今年セリエAのインテルの筆頭株主となった。
中国は習近平国家主席の主導の下、スポーツ界におけるプレゼンスを高めようとしており、ヨーロッパのサッカークラブを買収する動きが目立っている。プレミアリーグでは8月にウェスト・ブロムウィッチが中国企業のグループ傘下に入っていた。
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