スペイン代表のアルバロ・モラタ【写真:Getty Images】
FWアルバロ・モラタがスペイン代表での負傷により離脱を強いられることになり、所属クラブのレアル・マドリーはスペインサッカー連盟(RFEF)の対応に怒りを示しているようだ。16日付のスペイン紙『アス』などが伝えている。
スペイン代表は現地時間15日にロンドンのウェンブリーで行われた国際親善試合でイングランド代表と対戦。この試合に交代出場したモラタは右ハムストリングを負傷し、1ヶ月ほどの離脱を強いられる見通しとなった。アトレティコ・マドリーとのダービーマッチやバルセロナとのクラシコなど、重要な試合を欠場することになる。
モラタはイングランド戦の3日前に行われたロシアW杯欧州予選のマケドニア戦に先発していたが、この試合でも右太ももを痛めて途中交代していた。マドリーは、RFEFが十分な検査を行うことなくモラタをイングランド戦に出場させたとして、不適切な対応に怒りを表しているという。
一方でRFEFの側では、モラタへの扱いに落ち度はなかったと主張しているようだ。『アス』が関係者に連絡を取ったとして伝えたところによれば、マケドニア戦後のモラタの状態に問題はなく、練習にも通常通りに参加していたためドクターが出場にゴーサインを出したという。イングランド戦での負傷はマケドニア戦での負傷とは無関係という見解だ。
モラタは今季マドリーですでに8得点4アシストと好調なプレーを見せており、アトレティコとのダービーに向けても期待が集まっていた。FWカリム・ベンゼマは負傷から復帰見込みとも伝えられているが、モラタ離脱がマドリーにとって痛手となることは間違いなさそうだ。
【了】