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代表で好調の清武、クラブでもポジション獲りなるか。スペインメディアも注目

text by 編集部 photo by Getty Images

清武弘嗣
セビージャ&日本代表の清武弘嗣【写真:Getty Images】

 日本代表で好調なプレーを見せたセビージャのMF清武弘嗣は、クラブでも今後の過密日程の中で貴重な戦力となることができるかもしれない。16日付のスペイン紙『マルカ』が見通しを伝えている。

 清武は11日に行われたキリンチャレンジカップのオマーン戦でFW大迫勇也の2ゴールをアシストし、自らもPKでチームの3点目を記録。さらに15日の2018年ロシアW杯アジア最終予選サウジアラビア戦でもPKで先制点を記録し、予選突破に向けた大きな一勝に貢献した。

 日本代表ではここのところ存在感を強めている清武だが、一方で今季から加入したセビージャでの状況は厳しい。シーズン開幕当初は先発に起用されることも多かったが、その後は急激に出場機会が減少。今月2日にチャンピオンズリーグ(CL)のディナモ・ザグレブ戦に交代出場するまで8試合連続で出場がなかった。

 ホルヘ・サンパオリ監督は「システムが機能している際にはローテーションを好まない」「8人か9人の選手は常にプレーしている」と『マルカ』は、清武も含めた控えの選手にとっては苦しい状況であることを指摘する。

 だが、今後は固定されたメンバーだけで戦っていくのは難しくなっていくかもしれない。リーガエスパニョーラでの上位争いが続く一方で、CLではグループステージ突破に向けた重要な残り2試合が迫り、コパ・デル・レイも今月末からスタート。サンパオリ監督には「コンディションが整いプレーできる選手がより多く必要」であり、清武にもチャンスが生まれてくるとの見方が伝えられている。

 セビージャは中断明けの19日にリーガ第12節の試合でデポルティボと対戦。その後はCLやコパを含め、毎週2試合の日程が続いていく。清武は代表での好調をクラブに持ち帰ってサンパオリ監督にアピールし、シーズン序盤のような出場機会を取り戻したいところだ。

【了】

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