【日本 2-1 サウジアラビア 2018年ロシアW杯アジア最終予選】

　日本代表は15日、ロシアW杯アジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦し、2-1で勝利を収めた。

　原口元気は80分に貴重なチーム2点目を奪い、首位チーム撃破に大きく貢献した。しかし、本人は「日本が勝つことが最大の目的だった。結果的に僕が点を取ったけど、正直おまけみたいなもの。良かったとは思うけど、それ以外にも大切なことはたくさんある」とチームの勝利を喜んだ。

　これでW杯アジア最終予選4試合連続ゴール。三浦知良、呂比須ワグナー氏の3試合連続記録を塗り替えた。日本サッカーの歴史に名を刻んだが特別な気持ちはなく、「とりあえず勝ててホッとしている。そっちの方が大きい」と話した。

　チームとしてよくボールを奪えており、その度に敵陣へと進攻した。これについて原口は「切り替えた後に見るんじゃなくて、一歩詰めて取りに行くというところが今日はよくできていた。やっと監督が言っていたデュエルとかそういう部分が発揮できた」と、指揮官の要求に応えられたことに手応えを得ていた。

　左サイドのポジションを確保したように思える。新世代の旗手ともいえる存在だが、このアタッカーは年齢について全く気にしていない。

「僕は年とか関係ないと思っている。30歳を過ぎていても、20歳でも関係ないし、いい選手が出るのが代表だと。別に若い選手が出てきたからいいとか、そういうのはないし、あんまり関係ないと思う」

　攻守において躍動し、しっかりゴールも決めて見せた。原口元気は勝利の立役者となった。

（取材：元川悦子、文・構成：編集部）

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