韓国代表がウズベキスタン代表に逆転勝利【写真:Getty Images】
【韓国 2-1 ウズベキスタン 2018年ロシアW杯アジア最終予選】
ロシアW杯アジア最終予選グループAの試合が15日に行われ、韓国代表はホームにウズベキスタン代表を迎えた。
グループ3位の韓国は、勝ち点差2ポイントの同2位ウズベキスタンに勝利して上位進出を狙う。仮に負ければW杯出場権獲得が危うくなる大一番だ。11日の親善試合を欠場していたソン・フンミンやキ・ソンヨンを起用して必勝態勢で臨む。
しかし、先制点は思わぬ形で生まれた。25分、GKキム・スンギュがDFをカバーするためペナルティエリア外まで出てクリアすると、こぼれ球は相手選手の足元へ。痛恨のミスを受けて必死に戻るも、ボールを拾ったビクマエフのロングシュートが無人のゴールに吸い込まれ、ウズベキスタンが先手を取った。
韓国はホームにもかかわらずなかなかペースをつかめない。ウズベキスタンに惜しいチャンスを何度も作らせてしまい、ソン・フンミンらも不発のまま前半を1点ビハインドで終えた。
後半反撃を試みる韓国だが、ゴールだけが遠い。それでも67分、左サイドを突破したパク・チュホのクロスにナム・テヒが合わせてなんとか同点に追いつく。
終盤にかけて猛攻を仕掛ける韓国は再三チャンスを作り、ついに歓喜の瞬間を迎える。85分、左サイドからゴール前にロングボールが送られ、途中出場の長身FWキム・シンウクが頭でペナルティエリア内に落とす。そこに中盤からク・ジャチョルが飛び出し、冷静に左足シュートを沈めて劇的な逆転ゴールを奪った。
最後はしっかりとリードを守って試合を締めた韓国はウズベキスタンに2-1で薄氷の勝利を収めた。この結果、勝ち点を10ポイントに伸ばした韓国がウズベキスタンを抜いてグループ2位に浮上。この後行われるイランの試合結果によっては得失点差で首位に立つ可能性も出てきた。
【得点者】
25分 0-1 ビクマエフ(ウズベキスタン)
67分 1-1 ナム・テヒ(韓国)
85分 2-1 ク・ジャチョル(韓国)
【了】