同じボルシアでもメディアが称賛するのは…
少しずつ、派手な見出しが目に止まるようになってきた。「Die Fantastischen VIER」=「ファンタスティック・フォー」(2013年12月16日Kicker誌)、「Super-Borussia」=「スーパー・ボルシア」(2013年12月18日付SportBild誌)――ここで言う「ボルシア」とは、ボルシア・ドルトムントのことではない。ボルシア・メンヘングラッドバッハ、のことである。
ブンデスリーガ13-14シーズンは、12月20日から22日まで行われた第17節で前半戦を終了し、ウィンターブレイクに突入した。首位は言わずもがな、バイエルン・ミュンヘンである。
モロッコにてクラブW杯を戦っていたため、1試合消化数が少ないものの、それでも勝ち点44と、2位のレバークーゼンの勝ち点37に大きく差をつけている。サッカーは何が起こるかわからない。それでも「スーパー・バイエルン」の昨シーズンに続く連覇は、朝になれば陽が昇るように、確実にやってくる未来と言って差し支えないだろう。
となると後半戦の見所は、もちろん日本人選手の動向や、得点王争い、残留争いなど、幾つか挙げることは出来るが、ここではチャンピオンズリーグの出場権争いに注目してみたい。
上位4チームにCLの出場権が与えられるブンデスリーガだが(4位は予選からの出場)、前半戦を通した流れで見ると、バイエルンにドルトムントもしくはレバークーゼンが次いで、4位をシャルケ、ヴォルフスブルクあたりが争っていく…かと思いきや、ここにきて意外なチームが顔を覗かせてきた。あの内弁慶チーム、ボルシア・メンヘングラッドバッハ、である。