サウジアラビア代表のベルト・ファン・マルヴァイク監督【写真:Getty Images】
サウジアラビア 代表のベルト・ファン・マルヴァイク監督とオサマ・ハウサウィ主将は14日、ロシアW杯アジア最終予選の日本代表戦前日記者会見に臨んだ。
ファン・マルヴァイク監督は「美しく大きなスタジアムで明日プレーすることを楽しみにしている」と話し、日本については「グループ最強のチームが相手ということで、我々もしっかりと準備してきた」と自信を見せた。
チームは8日に来日しており、日本戦のために入念な準備を行ってきた。練習場は周知されていなかったが、完全非公開というわけではなかったようだ。指揮官は「練習が外から見えるということに関しては、それはわかっている。見たければ見ればいいと思う」と気にしていない様子。こうした言葉からも読み取れるように、サウジアラビアが万全の状態で日本戦に向かってくることは間違いさそうだ。
また主将のハウサウィは、サウジアラビア代表に対する日本の人々の関心について言及する。
「日本でファンが増えて人気が高まっていることは承知している。ホテルにまで来られる日本の方々も多く見ている。こういうことは我々にとって、圧力というより嬉しいこと。問題であるとは思っていない。日本とサウジアラビアはお互いに尊敬しあっている」
現在、サウジアラビア代表はグループBの首位を走っている。ファン・マルヴァイク監督は「私達がやろうとしているのは、常に改善していくということ。チームは良い状態にある」と述べつつ、「今日良いからといって明日も良いという保証はない。勝ち負けにかかわらず常に最善を尽くしていく」と自信の裏には慢心も油断もない。ハリルジャパンにとって、明日の大一番はこれまで以上に厳しい戦いとなるだろう。
(取材:植田路生、文・構成:編集部)
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