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【サウジ戦直前】ハリルJに提言したいスタメン案。日本代表のイレブンをFチャン編集部が厳選

text by 編集部 photo by Editorial Staff

日本代表
サウジアラビア戦でハリルジャパンに提言したいスタメン案

 日本代表は15日、ロシアワールドカップアジア最終予選でグループ首位に立つサウジアラビア代表とホームで対戦する。勝利すれば本大会出場圏内となる2位以上に浮上する可能性もある重要な一戦だが、この試合に向けて提言したい先発メンバーをフットボールチャンネル編集部が厳選した。

 テストマッチとなったオマーン戦では、センターバックに丸山祐市がA代表初先発を果たしたが、“本番”となるサウジアラビア戦では森重真人が先発出場すべきだろう。

 希少な左利きのセンターバックということでテストされた丸山だが、オマーン戦ではパスミスも多く、マークでもルーズな場面が多く見受けられた。相手がオマーン代表だったから無失点で抑えられたものの、ミスの許されないサウジアラビア戦では経験と実績のある森重が適任だ。

 ボランチで長谷部誠の相棒を務めるのは山口蛍が良いのではないか。オマーン戦では永木亮太、小林祐希という新戦力も起用されたが、大一番での先発起用となると決め手に欠ける。最終予選の先発メンバーを見ればハリルホジッチ監督が長谷部の相棒を見つけられていないように思えるが、グループBで最多の8得点を挙げているサウジアラビアとの一戦では、守備に定評のある山口の起用を推したいところだ。もちろん、試合が膠着すれば展開力のある小林を投入して状況の打開を図る手段も考えられる。

 オマーン戦で左サイドから積極的にドリブルで仕掛けた齋藤学は、サウジアラビア戦でも日本代表の武器となるはずだ。ホームでの試合では前線が停滞気味になる日本代表だが、齋藤がドリブルで仕掛けることで単調な攻撃にアクセントをつけることができる。

 原口元気は日本代表で左サイドのポジションを務めることが多かったが、右サイドでのプレーも苦ではないだろう。現在のハリルジャパンにおいて、原口は清武弘嗣と並んで欠かせない存在である。

 これまで日本代表で不動の存在だった本田圭佑は、その存在感が薄れてきている。ミランで出場機会が激減していることが原因なのか、周囲の選手へのパスがずれるシーンが散見された。

 ハリルホジッチ監督は就任以来、本田に信用を置いて起用を続けてきたが、現在の代表メンバーには原口や齋藤、浅野拓磨といった戦力が台頭してきており、以前よりも本田は絶対的な存在ではなくなってきている。ハリルホジッチ監督も、本田をベンチに置く決断を下す時が来たのではないか?

 かつての本拠地カシマスタジアムで1年5ヶ月ぶりの代表復帰を果たした大迫勇也は、ハリルホジッチ監督にとって理想なセンターフォワードだろう。2ゴールを奪ったオマーン戦とケルンでのパフォーマンスを見れば、起用しない手はない。

 キープ力にも優れており、味方選手との連係からゴールを演出することもできる。ハリルホジッチ監督も「(1トップの)良い候補が見つかった」と大迫を高く評価している。

【了】

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