ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督【写真:Getty Images】
ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は、現地時間11日に行われたロシアW杯欧州予選のサンマリノ戦に勝利したことで、ドイツ代表で歴代最多の勝利数を記録した監督となった。国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトが伝えている。
アウェイでサンマリノと対戦したドイツは、この試合がデビュー戦だったFWセルジュ・ニャブリのハットトリックなどで8-0の大勝。今予選での成績を4戦4勝としてロシア行きへまた一歩前進するとともに、レーブ監督にとっても記念すべき一戦となった。
2006年から10年間にわたってドイツ代表を率いてきたレーブ監督は、通算142試合を戦ってこれが95勝目。1950年代から60年代にかけて西ドイツ代表を率いた、「ドイツサッカーの父」とも言われる伝説的指揮官ゼップ・ヘルベルガー氏の記録を上回り、歴代勝利数ランキングの単独首位に立つことになった。
10年間で2大会のワールドカップと3大会のEUROを戦ったレーブ監督は、その全てで準決勝以上に進むという安定した成功を収め、2014年ブラジルW杯では24年ぶりの世界制覇も成し遂げた。代表監督として6大会目の主要国際大会となるロシアW杯を目指しつつ、史上初の通算100勝に手が届く可能性も高そうだ。
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