オランダ代表のフィンセント・ヤンセン【写真:Getty Images】
トッテナムのオランダ代表FWフィンセント・ヤンセンは、現地時間9日に行われたベルギー代表との国際親善試合で相手GKと衝突した際に強く頭を打ち、そのままピッチを去ることになった。9日付の英紙『ミラー』が試合後の監督のコメントを伝えている。
ベルギー戦の前半14分、ヤンセンは右サイドから上げられた高いアーリークロスに飛び込もうとしたが、リバプールのベルギー代表GKシモン・ミニョレがパンチングでクリア。ミニョレと激突したヤンセンはピッチに倒れ込んで治療を受け、立ち上がりはしたが交代でベンチに下がることになった。
ベルギー代表は13日にロシアW杯欧州予選のルクセンブルク戦に臨むが、ヤンセンの出場は難しいかもしれない。「フィンセント・ヤンセンに関しては、非常に難しい話になりそうだ」とダニー・ブリント監督は試合後にコメントしている。
「医師によれば脳震盪らしい。彼は20分間の記憶を失っており、何が起こったのか分かっていない。慎重に話し合わなければならない」と指揮官はヤンセンの状態について語った。
一方ベルギーの側では、当初この試合で先発メンバーに含められたマンチェスター・シティのDFヴァンサン・コンパニが体調不良のため急遽出場を取りやめることになった。試合は1-1のドローに終わっている。
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