日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は10日、親善試合のオマーン戦に向けた前日会見に出席し、香川真司の起用について言及した。
ドルトムントの香川は現地時間10月29日に行われたシャルケ戦で右足首を負傷し、代表合流後も別メニューを続けていた。
15日に行われるロシアワールドカップアジア最終予選でグループ首位に立つサウジアラビア戦がより重要な試合となるため、ハリルホジッチ監督は香川の起用に慎重な姿勢を見せている。
「香川は打撲を抱えて日本に帰って来た。治療を続けてもらって、彼がプレーするかどうかは明日また様子を見る。今のところは少しトレーニングと治療している。明日、彼を信頼していいのか考える。もしダメならリスクを取りたくない。あまりプレーしていない選手にも機会を与えたい。決断は明日する」
また、ハリルホジッチ監督は「少し体調が悪い選手がいる。その体調がどのぐらいまで良くなるか。気候が突然寒くなっている。トレーニングの後にアイスバスをして疲労回復に努めているが、時々それによって寒くなりすぎることもある」と、コンディション不良の選手がいることも明かしている。
オマーン戦の選手起用については、「頭の中で考えているのはサウジアラビア戦で誰を使うか。すでに使っている選手を少しフレッシュにしてサウジアラビア戦に向けて準備したい」と述べている。
(取材:河治良幸、文・構成:編集部)
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