ブラジル代表のダニエウ・アウベス【写真:Getty Images】
ユベントスに所属するブラジル代表DFダニエウ・アウベスは、ロシアW杯南米予選のアルゼンチン代表との大一番に普段とは異なる背番号で出場することになった。ブラジルサッカー連盟(CBF)が9日に発表している。
CBFはアルゼンチン戦に向けたメンバーの背番号を発表する中で、D・アウベスが今回は今までの“2番“ではなく“4番“でプレーすることになると明かした。10月25日に72歳で死去した「永遠のキャプテン」カルロス・アルベルト・トーレス氏への追悼の意を表すためだという。なお、2番は中国の山東魯能に所属するDFジウとなっている。
カルロス・アルベルト氏は、D・アウベスと同じ右サイドバックのポジションで活躍したブラジルのレジェンド。サッカー界の歴代最高のサイドバックの一人と評され、1970年にはペレ氏らとともにブラジル代表のメキシコW杯優勝に大きく貢献した。なお、息子のアレクシャンドレ・トーレス氏は日本の名古屋グランパスエイトでもプレーしたDFだった。
現地時間10日に行われる試合で、南米予選の首位に立つブラジルは6位と苦戦中のアルゼンチンをホームに迎える。D・アウベスにとってはバルセロナのチームメートであるFWリオネル・メッシとの対戦でもある。「彼を封じ込め、恐れることなく戦いたい。メッシと対戦することに恐れはない。サッカーに恐怖心は存在しない」とD・アウベスのコメントを9日付のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』などが伝えている。
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