酒井高徳【写真:Getty Images】
日本代表は8日、キリンチャレンジ杯のオマーン戦(11日)とロシアW杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(15日)に向け、茨城県内で練習を行った。
すでに個人的にサウジアラビアの映像を見ているという酒井高徳は、この中東のチームについてこう語る。
「非常にテクニックがあって自信をつけている。オーストラリア戦とかでも思い切ったプレーというのがはまっている感じはする。前後半の立ち上がりは勢いをもって来られるんだけど、やっぱり90分間を通して見ると落ちる時間があるというのが個人的な印象」
サウジアラビアは今予選、PKでの得点が多い。DFの酒井高としても注意すべきポイントだ。大事なのは「ボックス内でドリブルさせない」ことだという。
「UAE戦で僕らがPKを取られた時、飛び込まないという意味ではいいんですけど、じりじりボックス内にドリブルされた。やっぱりボックス内でドリブルさせないというのが1つの鍵になるのかなと」
SBで出場する可能性が高いが、最近は所属クラブでボランチとしてプレーする機会もある。「安心してください。代表では考えていないので」と笑ったが、パスをつけるタイミングなどはより意識するようになった。中盤の底での発見は、本職に戻った時にも活きそうだ。
ボランチとSBで高次元なプレーを見せる選手といえば元ドイツ代表のフィリップ・ラームが浮かぶが、「ラームのようにできたら苦労はしない」と笑顔を浮かべていた。
(取材:河治良幸、文・構成:編集部)
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