レアル・マドリーのトニ・クロース【写真:Getty Images】
レアル・マドリーはMFトニ・クロースの右足第五中足骨の負傷を発表した。これにより同選手はマドリーダービー、クラシコといったビッグマッチへの出場が絶望的となった。8日、スペイン紙『アス』が報じている。
6日(日)のレガネス戦にフル出場していたクロースは、ドイツ代表に合流すべく母国に戻っており、同地でマドリーのメディカルチームが診断したところ、右足第五中足骨基部の裂離骨折と診断された。
同紙では、離脱期間を1ヶ月から1ヶ月半と見ており、これによりクロースは11月19日のアトレティコ・マドリー戦、12月3日のバルセロナ戦への出場は絶望的、12月15日から登場するクラブワールドカップへの出場も疑わしいと報じている。
第五中足骨とは、足の甲の側面部にあたり、アウトサイドキックなど足の外側を多用するサッカー選手は負傷しがちな部位であるという。また裂離骨折とは、筋肉、靭帯、腱などのけん引力が骨を引っ張ることで、その付着部の骨が引き裂かれ骨折するというもので、筋や腱の付着部にかかわらず、あらゆる部位で発生する剥離骨折とは若干異なるものだ。
クロースはここまで、リーグ戦11試合をはじめ、全ての試合出場し、チームで最長のプレー時間を誇っていた。首位レアルの原動力となっていたクロースの離脱は、ジネディーヌ・ジダン監督にとってあまりに痛すぎるニュースだ。
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