浅野拓磨【写真:Getty Images】
日本代表は8日、キリンチャレンジ杯・オマーン戦(11日)、ロシア W 杯アジア最終予選・サウジアラビア戦(15日)に向け、茨城県内で練習を行った。
海外移籍後2度目となる日本への長距離移動による合流を経験した浅野拓磨だが、あまり深くは考えていないようだ。
「慣れているのか、慣れていないのかも分からないくらい。そんなに移動で疲れているなっていうのも激しくは感じない。徐々にそういう経験も慣れてきているのかなと思うけど、あまり実感はない」
10月30日にはシュトゥットガルトでの初得点を記録。「早くゴールという結果は欲しいと思っていたので、ひとつ取れたことによって少なからず自信というのは自分の中でもついた」と話す。そして「自分の特徴を活かしてシュートまでいっている場面もあるので、そこでしっかり点を取らないと」とまだ納得はしていない様子だった。
サウジアラビア戦の前にオマーン戦があるが、この試合で試したいことについて浅野は「やっぱり抜け出しのところで相手との駆け引きはもっともっと良くしていけると思う」と述べる。「一番前で相手との駆け引きを楽しんで、しっかり勝負したい」としつつも、「与えられたポジションでしっかり役割を果たせるよう常に準備はしている」と、どこで出場してもチームに貢献する気持ちは変わらない。
オマーン戦前日の10日に22歳の誕生日を迎えることについては「代表の活動中に誕生日が来るっていうのは何かの縁でもあるのかなと。また新たな1年のいいスタートを切れるように試合でしっかり結果を残したいなというワクワク感はある」と高揚感を口にしていた。
(取材:河治良幸、文・構成:編集部)
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