だが、ゲームを支配したのはチェルシーとも【写真:goal.com】
チェルシーは23日、プレミアリーグ第17節でアーセナルと対戦し、敵地で0-0と引き分けた。ジョゼ・モウリーニョ監督は、試合を支配したものの、負けないことが大事な一戦だったと話している。
勝てばアーセナルを抜き、リヴァプールに勝ち点で並ぶことができたチェルシーだが、MFフランク・ランパードのシュートがクロスバーに嫌われるなど、得点を奪うことができず。一方で、終盤のアーセナルの攻撃をしのぎ、勝ち点1を分け合うこととなった。
モウリーニョ監督は試合後、イギリス『スカイ・スポーツ』で次のように話している。
「戦術的な試合だった。アーセナルは勝利を望んだが、負けたくなかった。チェルシーも勝利を望んだが、負けたくなかった。我々が勝つこともできたと思う。最大のチャンスをつくったからね。だが、ゴールラインテクノロジーがあり、誰も文句は言えない。私は、我々が完全に試合を支配したと思う」
「我々にとって、この試合で負けないことは重要だった。首位を勝ち点2差で追うのと、勝ち点5差にされるのは違うからだ。両チームが負けないことを心配していた」
モウリーニョ監督は守備的なスタイルをよしとしているわけではないとしつつ、試合によってはアプローチを変える必要もあると述べている。
「私はチェルシーが違う方向へ進むことを望んでいる。それが我々のプランだったし、今後のチェルシーに望むことだ。私は1シーズンのためだけではなく、長期的に考えてチームをつくっている」
「相手のために一歩後退し、結果のために戦わなければいけないという試合もある。今日は、我々にとって負けないことが大事な試合だった」