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“ミスター・トリニータ”高松大樹が今季限りで現役引退「大分でユニフォームを脱ぐことが夢でした」

text by 編集部 photo by Getty Images

高松大樹
高松大樹【写真:Getty Images】

 J3大分トリニータは8日、FW高松大樹が今シーズン限りで引退することを発表した。

 35歳の高松は、2000年に当時J2だった大分に加入。その後、FC東京に期限付きで移籍した2011年を除く全てのキャリアを大分で過ごし、“ミスター・トリニータ”としてファンに愛された。

 2004年にアテネ五輪に出場し、2006年にはA代表も選出された高松は8日、自身のブログで、「私、高松大樹は今シーズン限りで現役を引退します」と発表。「大分トリニータで16年、FC東京で1年、プロ生活を17年も続けてこられたのは、今まで関わった選手、監督、スタッフ、トレーナー、ドクター、マネージャー、スポンサーの皆さま方のお陰であり感謝いたします。そしてファン、サポーターの皆様、どんな時も変わらぬ愛で支えて頂きありがとうございました。皆様には13日のホーム最終戦で改めて挨拶させていただきます」とつづった。

 そして、「大分トリニータで育ち、大分トリニータでユニフォームを脱ぐことが夢でした。高松大樹は引退しますが、皆様これからも大分トリニータをよろしくお願いします。また大分トリニータの力になれるようパワーアップして帰って来ます」と、今後も大分のために尽くすことを誓っている。

 高松はリーグ通算364試合に出場し、75得点を挙げた。2008年にはヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)の決勝戦でゴールを決めて大会MVPに選出されるなど、輝かしいキャリアを歩んできた。しかし、J3で戦う今シーズンはここまで7試合出場1得点にとどまっている。

 高松は引退発表のブログを「あと2試合全力で闘い頑張ります」と締めくくった。

【了】

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