山口蛍【写真:Getty Images】
日本代表は7日、キリンチャレンジ杯のオマーン戦(11日)、ロシアW杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(15日)に向け、茨城県内で練習を行った。
J2のセレッソ大阪に所属する山口蛍は、今回も代表メンバーに選ばれた。国内2部リーグからの招集だが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の厚い信頼がうかがえる。
10月シリーズのイラク戦では自身のゴールでチームを勝利に導いた。しかし、その目はすでに今回の決戦に向けられており「とにかく勝たないといけない」と言葉に力を込める。
ボランチには、ボール奪取と推進力が売りの新戦力が名を連ねた。ゲームメイカータイプは選出されなかったが、山口は「あんまり意識はしていない。自分の役割が大事なので」と自身に与えられる役割を全うする構えだ。
20歳の井手口陽介が初招集され、山口とは似たタイプといわれる。“後輩”についてこう語る。
「あの年齢で代表に選ばれる選手だし、僕は本当にすごいなと思う。怪物やなと。ボールを奪うところもあるし、最近ミドルシュートもそうですけど、やっぱりあの年齢ですごいなと」
山口自身、主力級ではあるが不動のレギュラーというわけではない。そんな中での新鋭の台頭だが「色々なことを考えずに自分の100%を出すだけ」と、自らのプレーに集中する意思を強調した。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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