大迫勇也はケルンでの活躍が認められて日本代表復帰【写真:Getty Images】
日本代表は7日、キリンチャレンジ杯・オマーン戦(11日)、ロシアW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦(15日)に向け、茨城県内で練習を行った。
ドイツのケルンで奮闘中の大迫勇也が約1年半ぶりの代表復帰を果たした。今回の招集に関して「チームでやってきたところが認められたからだと思う」と手応えを口にし、「ケルンでやっていることをそのまま出しながら、いつも以上に点を狙いにいけたら」と続けた。
ケルンでは2トップの一角として定位置を掴んでいるが、ハリルジャパンは1トップを採用している。それでも、この万能型ストライカーは「ドイツでもFWとして出られている」ことに自信を覗かせる。
「ゴール前に入る回数がすごく増えたと思う。勢いを持って入れているので、それを出していきたい。(ドイツは)ゴール前の強さはすごくある。そこでプレーする回数が増えれば、それだけ自分も強くなると思うし、そこで得点を重ねることができれば、それだけ自分も強くなると思う」
日本を離れてからは、FW以外でのプレーも求められた。本人にとっては苦い記憶のようで「ああいう思いはしたくない」と話す。
ストライカーとしてのプライドを持っており「サイドの選手じゃないし、僕はFWとしか考えてない」ときっぱり。試合に出場することになれば、点取り屋として成長した姿を見せてくれるのではないか。
また、オマーン戦はカシマスタジアムで行われるが、かつて鹿島アントラーズでプレーした大迫にとってはまさにホームだ。「僕にとって特別なところ。一番好きなスタジアムで試合ができるのは幸せですし、期待に応えられるように結果だけにこだわりたい」と決意を口にした。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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