得失点差で首位はリヴァプールに【写真:goal.com】
23日に行われたプレミアリーグ第17節、アーセナル対チェルシーの一戦は、0ー0の引き分けに終わった。
上位同士の対決は堅い前半になるが、チャンスの数ではチェルシーがリードした。32分、アザールのパスに2列目から上がったランパードが右足でボレーシュート。惜しくもクロスバーに嫌われた。その2分後には、アザールのパスをゴール前で受けたフェルナンド・トーレスが反転シュートで狙ったが、これも決まらなかった。
0ー0で折り返した後半も、チェルシーはアーセナルを自由にさせない。ある程度は攻めさせるものの、カウンターでチェルシーが好機をつくる回数の方が多かった。
やや荒れ始めた試合は、終盤にアーセナルの時間帯が訪れる。
そのきっかけになったのは79分の決定機。中盤での見事な崩しからペナルティーエリア左にパスが出ると、ジルーが左足でシュート。完璧な流れだったが、前半から枠内シュートゼロだったアーセナルは、ジルーが枠を外してしまう。
ラスト10分はアーセナルが攻めて、チェルシーが守る展開。ジルーが85分に再び決定機を外してしまうなど、アーセナルはあと一歩届かない。この流れを切りたくなかったのか、ヴェンゲル監督は最後まで交代カードを切らなかった。
一方のモウリーニョ監督は、87分にF・トーレスを下げてダビド・ルイスを投入。エミレーツでの勝ち点1を目指すメッセージを発した。
試合は結局、0ー0のまま終了。アーセナルはこれで公式戦4試合勝利なしで、首位の座をリヴァプールに明け渡した。