マンチェスター・ユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
プレミアリーグ第11節が現地時間6日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはスウォンジー・シティにアウェイで3-1の勝利を収めた。ユナイテッドのFWズラタン・イブラヒモビッチが記録した2ゴールは、様々な意味で大きな意味を持つものとなった。『スカイ・スポーツ』など6日付の英複数メディアが伝えている。
今季からユナイテッドに加入したイブラヒモビッチは、デビューから5試合で5ゴールという順調なスタートを切ったものの、その後は沈黙。9月末のヨーロッパリーグでのゴールを最後に1ヶ月以上得点から遠ざかり、出場した7試合連続でのノーゴールはユベントスに在籍していた2006年以来10年ぶりのこととなった。
だがスウォンジー戦では、同じく苦しい時期を過ごしていたMFポール・ポグバの先制点に続いて、20分にウェイン・ルーニーからのパスを受けチームの2点目を記録。さらに33分、再びルーニーからのパスを受けるとエリア外から低い弾道シュートを突き刺し、エリック・カントナ氏を彷彿させるような”カンフーキック”でゴールを祝った。
イブラヒモビッチの1点目のゴールは、1992年に設立されたプレミアリーグでの通算2万5000点目という記念のゴールになった。試合後にそのことを聞いたイブラヒモビッチは、「それは知らなかった。2万5000点も決めたのはオレだけかと思っていたよ」と上機嫌にコメントしている。
さらに、2点目のゴールは自身にとってクラブキャリア通算400点目のゴールだった。この2ゴールを弾みとして再びゴールを量産することが期待されるイブラヒモビッチだが、スウォンジー戦では今季5枚目のイエローカードも受けてしまい、リーグ中断明けに行われるアーセナルとの大一番には累積警告で出場停止となる。
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