ユルゲン・クロップ監督とエムレ・ジャン【写真:Getty Images】
リバプールのドイツ代表MFエムレ・ジャンは、ユルゲン・クロップ監督は実際に指導を受ける前に聞いていた評判通りに”クレイジー”な監督だったと話している。5日付の『テレグラフ』など英複数紙が同選手のコメントを伝えた。
2015年夏までボルシア・ドルトムントを率いていたクロップ監督は、その後数ヶ月間の休養を経て同年10月にリバプールの監督に就任。2014年にレバークーゼンからリバプールへと移籍したエムレ・ジャンは、かつて敵として対戦していた指揮官から指導を受けることになった。
「彼のドルトムントとは2回対戦したことがあるけど、彼のことを個人的には知らなかった」とエムレ・ジャンは監督について語っている。「彼については、少しクレイジーだという評判があったと思う。今はそれが事実だということが分かるよ。といっても、良い意味でしかないけどね」
そのクロップ監督の激情的な性格がプレーにも表れていると言えるのが、ドルトムント時代から同監督の代名詞だとされた”ゲーゲンプレッシング”だ。「ブンデスリーガで一番覚えているのは、彼のチームと戦うのは絶対にやりやすくないということだった。相手にとってはすごく大変なんだ。ボールを持つともう相手が来ていて、すぐにプレーしなければならない」とエムレ・ジャンは振り返る。
だが今では、自らのプレーするリバプールがその武器を手にしている。「今はリバプールと対戦しなければならないチームが同じように感じていると思う。アンフィールドにやって来るチームは、楽な試合を期待してはいないだろうね」と語った。
現地時間6日に行われるプレミアリーグ第11節では、リバプールはワトフォードを本拠地アンフィールドに迎える。この試合と、先に行われるアーセナル対トッテナムのダービーマッチの結果次第では、リバプールが首位に立てる可能性もある。
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