ベルギー代表から選出外となったラジャ・ナインゴラン【写真:Getty Images】
ローマのMFラジャ・ナインゴランはベルギー代表メンバーから漏れたことにショックを隠せないようだ。5日、スペイン紙『アス』が報じている。
11月10日にオランダとの親善試合、13日にエストニアとワールドカップ予選を行うベルギー代表メンバーの中にナインゴランの名前はなかった。10月の代表戦に続く招集漏れとなった。EURO2016後に就任したスペイン人指揮官のロベルト・マルティネス監督は、所属するローマでトップフォームを取り戻さなければいけない、と選出外の理由を述べている。
これについてナインゴランは「調子がいいだけにショックだ。自分がいいプレーをしているだけに、この選外には少し違和感がある」と述べ、「木曜日はヨーロッパリーグでゴールも決めている。監督とは何の問題ない。ベルギーのために戦いたいし、これまでにチームに貢献してきたと思っている」と心情を打ち明けている。
マルティネス監督の言葉とは裏腹に、ナインゴランはセリエAで2位につけるローマの主軸としてコンスタントにプレーしており、本人が言う通りに調子は決して悪くはなさそうである。
しかし、『アス』紙は、この規律に対して厳しいスペイン人指揮官が、しばしば喫煙や飲酒の習慣を指摘されるナインゴランの生活を快く思っていない、とベルギー国内で言われていることを紹介している。
どこまでナインゴランの生活習慣が代表落ちに影響しているかは定かではないが、プレー自体に問題がない中で招集されないとなると、何らかの関係はあるのかもしれない。
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