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香川真司 8年前

香川はCL欠場の危機。苦しい10月過ごしたドルト、けが人続出の“野戦病院化”もブレずに1勝を

ドルトムントは現地時間2日、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第4節でスポルティングCPとホームで対戦する。この試合に勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる一戦だが、チームはけが人続出の“野戦病院”と化し、香川真司の出場も危ぶまれている。それでもドルトムントはブレずに一体感を示し、グループステージ突破を決めることができるだろうか。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ドルトムント、10月は公式戦未勝利。それでも香川は「ブレることはない」

香川
ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】

 ブレずに戦う。2016年11月2日のCLグループF第4戦、ボルシア・ドルトムントはホームにスポルティングCPを迎える。ドルトムントにとっては、ここで勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる状況だ。

 10月にドイツ国内で行われた公式戦を未勝利で終えたドルトムント。怪我人が続出したとは言え、停滞感は否めない。それでも苦しい展開で何度も敗北を避けられたのは、チームとして共有/追求するスタイルがはっきりしているからだ。

「ブレることはない」

 シャルケとのダービーの後で、香川真司は口にした。

「ポゼッションを高めてやることは去年から変わってないし、その中で結果がここ数試合続いていないからこそ、消極的だったり、ミスが増えたりして、リズムが掴めていないところがある」

 思うように結果が出ない。ネガティブな状況が続くと、知らず知らずのうちに自信は失われていく。しかしその全てが失われることなく、土俵際で踏み止まることができるのは、日頃の練習で身を削るような高いレベルの競争が保たれているからだろう。練習の質=チームの質でもある。

「改めて勝ち切ることができたり、いいサッカーができたら、またこのチームはやれるクオリティはあると思うし、この経験を次に生かせるように、次から勝ち切っていくことが大事なのかなと思います」

 要するにスポルティング戦で必要なことは、ただ1つ。ブレずに勝ち切る。それだけだ。

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