アーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
プレミアリーグ制覇を目指すアーセナルにとって、11月は鬼門だ。英メディア『スカイ・スポーツ』が、気になるデータを紹介した。
アーセナルは現在、公式戦14試合負けなし。プレミアリーグでは首位マンチェスター・シティと同勝ち点の2位につけており、この勢いでトップに立ちたいところだ。
しかし、『スカイ・スポーツ』によると、11月はアーセン・ヴェンゲル監督体制のアーセナルが最も苦手としている月である。
ヴェンゲル監督が率いるアーセナルは、11月のプレミアリーグで1試合あたりの平均獲得勝ち点が1.59と、月別で最低となっている。ワースト2位の1.88(8月)と大きな差があることからも、アーセナルがいかに11月を不得手としているかがうかがえるだろう。
反対に最も得意としているのは3月で、1試合の平均獲得勝ち点は2.18だ。これに続くのが10月の2.15、そして9月の2.14である。シーズン序盤の良いペースを11月に持続できないことは、アーセナルが克服しなければならない課題のようだ。
実際、2015年の11月は3試合を戦い、1勝2分で1試合平均獲得勝ち点が1.67だった。その前年の11月は2勝2敗で、この数字は1.5となる。
アーセナルは11月のプレミアリーグでトッテナム、マンチェスター・ユナイテッド、ボーンマスと対戦予定だ。1996年のヴェンゲル監督就任から11月のプレミアリーグは78試合を戦って36勝16分26敗のアーセナル。苦手を克服して、2003/04シーズン以来となるリーグ優勝に一歩近づけるだろうか。
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