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『W杯の“父”』が95歳で死去。2代目優勝トロフィーの生みの親

text by 編集部 photo by Getty Images

ワールドカップトロフィー
ワールドカップトロフィーはガザニガ氏がデザインしたものが2代目として採用されている【写真:Getty Images】

 FIFAワールドカップの優勝トロフィーをデザインしたことで知られるイタリア人彫刻家のシルビオ・ガザニガ氏が10月31日に亡くなったとFIFAが発表した。95歳だった。

 1970年、ブラジルが3度目のW杯制覇を成し遂げたことで、それまで使用されていた初代の優勝トロフィーが永久譲渡となり、FIFAは新しいトロフィーのデザインを公募した。このときにガザニガ氏がデザインしたものが2代目として採用されている。

 その後ガザニガ氏は、UEFAカップやUEFAスーパーカップなど、多くの優勝トロフィーを手がけた。この評判はサッカー界にとどまらず、バレーボールやバスケットボール、水泳、モータースポーツなどからもトロフィーの製作を依頼されるようになったそうだ。

 W杯優勝トロフィーは現在、ガザニガ氏がデザインしたものをわずかに修正したものを使用している。『W杯の“父”』が遺した作品は、これからもその価値を高めていくことだろう。

【了】

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