ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】
ミランの日本代表FW本田圭佑は、現地時間30日に行われたセリエA第11節のペスカーラ戦に出場することはできなかったが、隠れた形でチームの勝利に貢献していた。30日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
前節ジェノア戦で今季初先発のチャンスを与えられた本田だが、失点に絡むミスを犯してしまうなど、アピールは成功せず。再びベンチに戻ったペスカーラ戦では出場機会を得ることができなかった。試合は、MFジャコモ・ボナベントゥーラが直接フリーキックから決めた1点が決勝点となり、ミランが1-0で勝利が収めている。
そのボナベントゥーラのFKは、壁の下を抜いて相手の意表を突くものだったが、本田が練習中に見せたキックが”お手本”になっていたのだという。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は試合後に、「今週の守備の練習中に、本田にああいう形のFKを決められていた。ジャック(ボナベントゥーラ)はそれを覚えていたのだろう」と話している。
この勝利でナポリを抜いて再び3位に浮上したミランは、次節はアウェイでパレルモと対戦する。厳しいポジション争いを強いられている本田だが、もう一度練習からアピールを続けて出場機会をもぎ取りたいところだ。
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