元フランス代表監督のローラン・ブラン氏【写真:Getty Images】
元フランス代表監督のローラン・ブラン氏は、インテルの新監督候補に挙げられながらも、就任の合意には至っていないと主張している。29日付の伊メディア『ANSA通信』などが代理人によるコメントを伝えた。
シーズンはまだ序盤戦だが、今季からインテルを率いるフランク・デ・ブール監督は早くも苦しい状況に立たされている。現地時間26日に行われたセリエA第10節トリノ戦には勝利を収めて一息つくことができたが、それ以前には3連敗、4試合勝ちなしという不振で解任の憶測が強まっていた。
有力な新監督候補として挙げられたのが、現役時代にインテルでプレーしたこともあるブラン氏だ。昨シーズン限りでパリ・サンジェルマン(PSG)監督を退任したブラン氏は、インテルの監督就任が基本合意に達したとも一部で報じられた。
だが、代理人のジャン・ピエール・ベルネ氏は報道内容を強く否定している。「インテルともインテルの首脳陣とも、合意には一切至っていないし交渉も行っていない。はっきりと否定する。本当に全く何もない」と同氏のコメントが伝えられた。
もう一方の当事者であるデ・ブール監督も解任を心配してはいない様子で、ここまでの自身の仕事に「採点“7“をつけられる」とポジティブな姿勢を見せている。現地時間30日に行われるセリエA第11節の試合では、インテルはアウェイでサンプドリアと対戦する。
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