ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】
現地時間29日に行われたブンデスリーガ第9節の”レヴィア・ダービー”、ドルトムント対シャルケの一戦はお互いにゴールが生まれずに、スコアレスドローに終わった。香川真司はスタメン出場も無得点。3ボランチの右でプレーをしたことについて語った。
4-1-4-1からスタートし、4-3-3へと移行したドルトムント。このシステム変更、3ボランチの右でのプレーについて「言われていたので。左でやれることが理想だけど、右だったのでやりにくさはあった。距離感も遠く、サポートの質もあまりなかったから、効果的な崩しは作れなかった。となると単発で行くしかないので、ちょっと厳しかった」
また「左のほうが人数をかけられていた。右はピシュチェクとプリシッチと僕くらいしかいなかった。相手も特に前半はタイトに来てたから、崩すイメージを持てなかった。後半空いてくるかなと辛抱強くやるしかなかった。今日はうまく攻撃できなかった」と右サイドでの攻撃が難しかったことを明かした。
右サイドでのプレーのメリットについては「メリットを生み出さないといけないし、見つけ出さないといけない。ゴール前に入っていかないといけないし、何かしら自分で工夫して攻撃に変化をもたらさないといけない。それが課題かなと思っている」
トゥヘル監督から「バイタルに入っていけ」と言われているという香川は「もう結果でしょう。それが出せるか。出番がなかった試合もあったので、焦る必要はないけど、目に見える結果が確実に必要。個人の力だと思うので、しっかりと結果が欲しいですね」と未だリーグ戦ではゴールのない現状の改善を誓った。
(取材:本田千尋【ドルトムント】、文・構成:編集部)
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