レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏は、レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドがチームの勝利よりも個人の栄誉を求めているとして批判を繰り出した。28日付の英紙『デイリー・メール』が同氏のコラムを掲載している。
30名の受賞者候補が先日発表されたバロンドールについて論じる中で、キャラガー氏はC・ロナウドの姿勢に疑問を呈している。過去8年間のこの賞を独占してきたC・ロナウドとバルセロナのFWリオネル・メッシの2人は、今年も受賞を争うことが予想されるが、2人には大きな違いがあるとリバプールのレジェンドは主張した。
「ロナウドは、チャンピオンズリーグで優勝することよりも、バロンドールを受賞することに大きな満足を覚えるように感じられる」とキャラガー氏。その姿勢の一例として、先週末のアスレティック・ビルバオ戦で話題となったC・ロナウドの様子を挙げている。
マドリーが2-1の決勝ゴールを挙げた場面では、クロスに対してC・ロナウドの前に飛び込んだFWアルバロ・モラタがシュートを決めたが、C・ロナウドはこの”味方の”ゴールがオフサイドだとアピールするかのような仕草を見せていた。「笑うしかなかったよ。チームメイトたちはC・ロナウドが誤解されたと弁護しようとしていたが、映像を見てみればいい」とキャラガー氏は述べた。
一方で、メッシはC・ロナウドとは異なると主張。「ルイス・スアレスやネイマールらと一緒に喜ぶ様子を見れば、彼がチームプレーヤーであることは分かる」として、現代のサッカー界の2大スターのうちメッシの方を支持するという姿勢を明確にしている。
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