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Cロナは「怒っている」。ジダン、不振のエースの精神状態を語る

text by 編集部 photo by Getty Images

クリスティアーノ・ロナウド
レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、今季なかなかゴールを決められないとして騒がれるFWクリスティアーノ・ロナウドへの擁護を続けている。28日の会見での指揮官のコメントを、スペイン紙『アス』などが伝えた。

 これまでマドリーで毎年のように異常なまでのペースでゴールを量産してきたC・ロナウドだが、今季は少々様子が異なる。EURO2016決勝での負傷により出遅れたことも影響してか、なかなか調子が上がらず、公式戦9試合の出場で“わずか“4ゴールにとどまっている。

 だが、C・ロナウドは自身の状態に不安を抱いている様子はないようだ。「不安そうな様子には見えない。だが、怒っているということはあるかもしれない」とジダン監督は語る。「彼はゴールを決めたがっている。それは普通のことだ」とエースの精神状態について語った。

 「彼のやってきたこと、やっていることを考えれば、唯一無二の存在だ。彼は自らのレベルを非常に高く設定したため、ゴールを決められないと周囲の人々は驚いてしまう」と、C・ロナウドに対する期待の水準がきわめて高いことを指摘。それでも、「その中でやっていくしかない。“怪物“たちはそういうものを抱えている」と、自身もサッカー界のスーパースターだった指揮官は話している。

 新シーズンを迎えてからは調子が上がっていないとしても、今年を通してのC・ロナウドの活躍はバロンドール受賞にふさわしいものだともジダン監督は主張した。「個人レベルで彼がやってきたことは誰もが知っているが、それだけではない。チームレベルでも同じだった。彼にはもちろんバロンドールの資格がある」

 マドリーは現地時間29日に、リーガエスパニョーラ第10節のアウェイでのアラベス戦に臨む。C・ロナウドはゴールで周囲の不安を払拭することができるだろうか。

【了】

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