マンチェスター・シティのパブロ・マフェオ【写真:Getty Images】
ダービーマッチに敗れ、公式戦6試合連続で白星を逃したマンチェスター・シティだが、若い選手たちの見せたパフォーマンスは今後に繋がるものだった。若手を称賛するジョゼップ・グアルディオラ監督の試合後のコメントを、クラブ公式サイトや英複数メディアが伝えている。
現地時間26日に行われたイングランド・リーグ・カップ4回戦の試合で、シティは宿敵マンチェスター・ユナイテッドと対戦。後半にMFフアン・マタに奪われた1点が決勝点となり、0-1で敗れる結果に終わった。これでシティは公式戦で6試合白星がなく、グアルディオラ監督にとっては監督としてのキャリア開始以来最長の未勝利期間となった。
グアルディオラ監督は、23日のプレミアリーグ第9節サウサンプトン戦から先発9人を入れ替えてこの試合に臨んでいた。結果的にはその選択は裏目に出たが、指揮官は「後悔はない」と主張している。
特にポジティブな要素だったとグアルディオラ監督が捉えているのは、先発で起用したDFパブロ・マフェオやMFアレイクス・ガルシアのプレーだ。右サイドバックのマフェオについては「素晴らしかった。(マーカス・)ラッシュフォードや(ポール・)ポグバと戦って、ほぼ全てのデュエルに勝っていた」と称賛している。
中盤の底でプレーしたガルシアにもグアルディオラ監督は賛辞を送っている。英メディア『スカイ・スポーツ』の伝えたデータによれば、ガルシアはこの試合で最多となるパス成功数85本を記録し、成功率94.4%という高い精度を誇ったという。
ともに19歳のスペイン人であるマフェオとガルシアのほか、この日の先発には20歳のMFレロイ・サネやFWケレチ・イヘアナチョも名を連ねていた。そういった選手たちがさらに台頭してくれば、長期的にはダービーでの敗戦も良い経験になったと言えるかもしれない。
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