ベナティアが2発、ホームでカターニアを一蹴【写真:goal.com】
22日に行われたセリエA第17節、ローマ対カターニアの一戦は、4-0でホームのローマが勝利を収めた。
デ・ロッシとストロートマンの2人が出場停止のガルシア監督は、トッティを先発に復帰させ、デストロ、ジェルビーニョ、リャイッチもスタメンに起用。攻撃的な布陣で最下位相手に勝利を目指す。
なかなかチャンスをつくれなかったローマだが、18分にリャイッチが個人技からGKフリゾンを脅かすと、その直後に均衡を破る。CKのボールをデストロが頭で折り返すと、これをベナティアが頭で押し込んだ。
先制したローマは、21分にもデストロの左足シュートがフリゾンを襲うと、その2分後にもデストロのポストプレーからジェルビーニョが絶好機を迎える。だが、これもフリゾンに阻まれ、追加点を奪えないまま前半を終えた。
だが、後半立ち上がりの55分にリードを広げることに成功する。右サイドからマイコンがクロスを入れると、DFに当たったボールがフリゾンのファンブルを誘い、こぼれ球をデストロが難なく押し込んだ。問題なくキャッチできたボールをこぼしたフリゾンのミスで、ローマが2点目を挙げる。
すると59分、ローマはリャイッチのFKにベナティアが頭で合わせて3点目。ベナティアの自身2ゴールで勝負を決定づけた。
その後もローマはジェルビーニョが何度もチャンスを手にするが、ダメ押しゴールを奪えない。75分にはトッティのシュートのこぼれ球を押し込むだけだったが、ジェルビーニョのシュートはポストを叩いた。
それでも、ジェルビーニョの奮闘は80分に報われた。自らのドリブル突破から、最後はリャイッチの折り返しを受けると、シュートは当たり損ねとなったが、ボールはフリゾンの身体を越えてゴールに転がり込んだ。ようやくジェルビーニョのゴールが決まり、ガルシア監督からも笑みがこぼれる。
そのまま無失点で逃げ切ったローマは、首位ユヴェントスとの勝ち点5差を維持。新年初戦ではそのユヴェントスとの直接対決を迎える。
そのほかの試合では、4位のフィオレンティーナがサッスオーロに敵地で1-0と勝利。終盤のジュゼッペ・ロッシの決勝点で2連勝を飾った。ラツィオは敵地でエラス・ヴェローナに1-4と完敗。トーニの2得点などで、ホームで圧倒的な強さを誇るヴェローナの前に沈んだ。トリノもホームで4-1と快勝。インモービレの2得点などで、3連勝を飾っている。
ピオリ監督の進退が騒がれるボローニャは、ホームでジェノアを1-0と下した。後半のディアマンティのゴールが決勝点となり、降格圏脱出に成功している。サンプドリア対パルマは1-1のドローに終わった。