インテルの主将マウロ・イカルディ【写真:Getty Images】
イタリアサッカー連盟(FIGC)検察は、インテルの主将FWマウロ・イカルディが綴った自伝内での発言について調査を開始したようだ。25日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が伝えている。
先日から問題にされているイカルディの自伝。この問題も、サポーターへのリスペクトを欠くようなことを綴った部分を取り除いて再版されることで一件落着したかのように思われていた。
しかし、今度はFIGCがその内容について調査を開始。問題とされている内容は、イカルディがウルトラスに対して“死の脅迫”をしたとされる部分だとみられており、これにより同選手には罰金、或いは出場停止の処分が下される恐れがあると報じられている。
イカルディは、自伝で「クラブ幹部たちは、(暴言を吐いた)僕に仕返しをするためにサポーターが自宅の前で待っているかもしれないと恐れていたよ。だけど僕は彼らの1人1人と立ち向う覚悟がある。多分彼らは、僕が路上での殺人率や犯罪率が最も高い南部地区の1つで育ったってことを知らないんだ」とウルトラスと衝突する意図があることを告白。
そして、「何人いる? 50人、100人、200人? 構わないよ、僕のメッセージを録音して彼らに聞かせてやってくれ。その場で彼らを殺す100名の犯罪者をアルゼンチンから連れて来てやる。それからどうなるか見よう」とウルトラスを脅している。
先日契約を更新したばかりのイカルディ。しかし、それ以降ウルトラスとの関係悪化に加え、リーグ戦では4試合で無得点と低調が続いている。そしてさらに出場停止処分まで下されるとなれば、チームにとって大きな痛手となるのは間違いなさそうだ。
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