本田、失点招き現地メディアも厳しい評価
ジェノア戦から一夜明けた26日、地元紙は先発出場するも結果を残せず失点も招いた本田圭佑に、しかるべくして厳しい評価を下した。
一律に、先制点の場面でジェノアFWニコラ・ニンコビッチを残したところが批判されていた。意外にも評点「5」を下回ったのは2紙だけだったが、カウンターに出た選手を1対1で止めるなどの貢献もあって多少甘めに評価されたようだ。以下は各紙の評価及び評点。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』 5
「彼はこのスタジアム(訳注:ジェノバのルイジ・フェラーリス)で、ジェノア相手にイタリア初ゴールを決めた。だがこの日は意識の上で、真っ先にジェノアを応援する立場でいたようだ。ニンコビッチをオンプレーに残したのは彼だった」
『コリエレ・デッロ・スポルト』 4
「先発出場。モンテッラ監督は彼に、サイドにプレッシャーを掛けてジェノアをブロックすることを要求した。しかし実際、この日本人はジェノアの先制点の場面でミスをする。なぜなら、ニンコビッチをオンプレーに残したのは彼だったからだ。それだけではない。彼は全く試合に入ってこなかったのだ」
『トゥットスポルト』 4.5
「先制点の場面でニンコビッチをオンプレーに残し、自らのパフォーマンスを汚す」
『コリエレ・デッラ・セーラ』 5
「ニンコビッチをオンプレーに残し、味方が敷いたオフサイドラインを無効にする。異物だった」
『ラ・レプッブリカ』 5
「カウンターに出たニンコビッチを、最後尾に残って止めたシーンは素晴らしかった。ディフェンダーとしてならより良い出来だったが、前方では少ししか仕事をしていなかった」
(文:神尾光臣【ミラノ】)
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