今季にマンチェスター・ユナイテッドへ熱烈に迎えられたFWズラタン・イブラヒモビッチだが、すでに周囲では同選手に対する熱が冷めかけているようだ。24日付の英紙『 マンチェスター・イブニング・ニュース』が報じている。

　イブラヒモビッチは、今夏に世界中の注目を浴びてユナイテッドに加入した。記録的な数のユニフォームが販売されると、コミュニティ・シールドでは決勝点を決めて加入初タイトルを獲得。そしてイングランドでもプレミアリーグのデビュー戦でゴールを挙げ、チームの絶対的な存在として君臨するかのように思われていた。

　しかし、公式戦で6得点を決めてからというものリーグ戦では2010年以来初となる5試合連続で無得点。イブラヒモビッチは今季のリーグ戦全試合にフル出場しているが、最後に行われたチェルシー戦では0-4の大敗に加担してしまった。

　これらを受けて、イブラヒモビッチはサポーターや記者から痛烈な批判を受けているという。これまで所属したアヤックス、ユベントス、ミラン、インテル、バルセロナ、パリ・サンジェルマンで優勝に貢献して“優勝請負人”として知られているイブラヒモビッチだが、現在チームは7位と優勝争いから一歩遅れをとっており、ユナイテッドを襲っている危機的状況のスケープゴートとされているようだ。

　これによりイブラヒモビッチをスタメンから外し、FWアントニー・マルシャルやFWマーカス・ラッシュフォードをスタメンで起用するよう求める声が周囲で上がっているという。

　期待外れとされつつあるイブラヒモビッチ。果たしてここから再びサポーターのハートを掴み直すことができるだろうか。

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