ペットボトルが直撃したバルセロナの選手たち【写真:Getty Images】
バレンシア対バルセロナで起きたペットボトル直撃騒動は簡単には収束しないようだ。24日付けスペイン紙『マルカ』が報じた。
バレンシアがホームでバルセロナと対決したリーグ戦第9節。決勝ゴール後に喜ぶバルサ選手たちへペットボトルが投げ入れられ直撃した事件が起こったが、当事者クラブであるバレンシアは、バルセロナ側の行為に原因があると主張している。
3-2でバルセロナの勝利に終わった試合は、ロスタイムの94分にバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがPKを決めた。しかし、ゴールの際に喜ぶバルセロナメンバーに向けて観客席からペットボトルが投げ入れられ、選手数人に直撃したことで苦い思いの残る試合となった。
バレンシアは「今回の事件は許されるものではない」とスタジアム内の暴力を断固拒絶の姿勢を貫いているが、バレンシアはバルセロナ側にも原因があり、特にブラジル代表FWネイマールの挑発行為が今回の事件を誘発したとしている。
ネイマールは94分のゴール後、チームメイトたちとゴールを祝う祭に一瞬相手ゴール裏のサポーターに向かって挑発とも取れる仕草を見せている。
バレンシアMFエンソ・ペレスは同選手の仕草に対し「あのような仕草は自分のスタジアムでやるものだ」と強く批判。クラブも「暴力は決して許されるものではない。しかしネイマールやバルサ選手の行為は理解できない」とバルサ側の行動にも苦言を残している。
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