バルセロナのネイマール【写真:Getty Images】
バルセロナのFWネイマールは、ここまでリーガエスパニョーラ全体でトップとなるファウルを受けている。23日、スペイン紙『アス』が報じている。
第9節を終えたリーガ。リオデジャネイロ五輪参加のため、チーム合流が遅れたネイマールの出場はここまで7試合。今季のパフォーマンスは好調で、ドリブル成功回数はトップの68回となっている。だが、その一方でリーグトップの35度のファウルを既に受けている。
そして、バルセロナもチーム全体で146度のファウルを受けており、これは1試合平均16.2回ということで、12.62回のアトレティコ・マドリーや13.62回のレアル・マドリーよりもはるかに多いことが分かる。
こうした数字は、ファウルでもしない限り止められないというチーム、個人のクオリティの高さの裏返しでもあるが、時に負傷という大きなリスクを伴うものでもある。先週バルセロナはチャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦でジェラール・ピケ、バレンシア戦でアンドレス・イニエスタの両選手が、相手選手のタックルにより負傷交代を余儀なくされ、戦線離脱という状況に追い込まれている。
2014年のブラジルワールドカップ準々決勝をはじめ、これまでにも悪質なファウルに苦しめられてきたネイマール。今季はここまで好調を維持しているが、毎試合多くのファウルを受けているのはファンにとっても非常に気がかりなところ。悪質なファウルの犠牲にならないことを願うばかりだ。
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