バレンシア戦で倒れ込んだバルセロナの選手たち【写真:Getty Images】
バルセロナは現地時間22日に行われたリーガエスパニョーラ第9節の試合でバレンシアに勝利を収めたが、劇的な決勝ゴールを祝っているところに観客席からボトルを投げ入れられ、選手に直撃する場面があった。
敵地メスタージャに乗り込んだバルサは、FWリオネル・メッシのゴールで前半に先制。後半に一旦は逆転を許したが、FWルイス・スアレスのゴールで2-2の同点とした。
最後は後半アディショナルタイムにPKを獲得すると、メッシのシュートがPKストップの名手ジエゴ・アウベスを破って逆転。選手は肩を組み合い輪になってこの劇的なゴールを喜んだが、そこに観客席から投げられたボトルが直撃するという残念な事故が起こってしまった。
ボトルはネイマールの頭に直撃し、跳ね返ってスアレスの頭にも当たったようだ。2人は痛そうな様子でピッチ上に倒れ込み、ゴールを決めたメッシは観客席に向けて抗議の叫び声を上げていた。幸い、2人に大きな怪我はなかった模様だ。
また、今夏バレンシアからバルサへ移籍したFWパコ・アルカセルも、古巣のファンからの攻撃対象となってしまった。この試合に出場はしなかったアルカセルだが、ウォームアップを終えてベンチに戻ったところに、スタジアムでスナックとして食べられるヒマワリの種の袋を投げつけられる場面があった。
22日付のスペイン紙『アス』は、今回の件でバレンシアに罰金処分が科される可能性もあると伝えている。クラブはボトルを投げ入れた観客を入場禁止とするため映像での特定を試みているとのことだ。
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