ミランのMFマヌエル・ロカテッリは、現地時間22日に行われたセリエA第9節のユベントス戦でチームを勝利に導く決勝ゴールを記録した。試合後にはイタリア『メディアセット』で喜びを表している。

　若手の台頭が目立つミランにおいて急速に存在感を増している18歳のロカテッリは、前節キエーヴォ戦に続いて首位ユーベとの大一番にも先発で出場。65分には右サイドからのマイナスのパスを受けて強烈な右足シュートをゴール左隅に叩き込み、この1点でミランが1-0の勝利を収めた。

　ゴールを奪った相手は、イタリア代表とユベントスが誇る守護神ジャンルイジ・ブッフォンだった。「まだ自分が何をやったのか分からないよ。世界最高のGKからゴールを奪うなんて、信じられないことだ」とロカテッリは試合後に興奮する様子を見せた。

　だが、5連覇中の王者から大きな1勝を挙げながらも、まだ何も成し遂げたわけではないことをロカテッリは強調。「地に足をつけるべきだ。今日の僕らは戦闘に勝っただけで、戦争に勝ったわけじゃない。僕らは苦しい戦いを乗り越えられる素晴らしいグループだ。次の試合のことだけを考えるべきだ」と先を見据えている。

　ミランはこの勝利により、首位ユーベとの勝ち点差をわずか2ポイントに縮めている。17歳の守護神ジャンルイジ・ドンナルンマやロカテッリら若い力を中心として、名門クラブの完全復活を成し遂げることができるだろうか。

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