岡崎慎司【写真:Getty Images】
レスターの岡崎慎司は現地時間22日のプレミアリーグ第9節のクリスタル・パレス戦に先発出場し、今季初ゴールを挙げた。
アーメド・ムサのゴールでレスターが先制して迎えた62分、ダニー・ドリンクウォーターが左サイドからクロスを上げると、相手DFのクリアが中途半端になり、そこを狙っていた岡崎が1タッチでニアサイドのゴールネットを撃ち抜いた。
先制ゴールにも絡んでいた岡崎の活躍などもあり、レスターはクリスタル・パレスに3-1で勝利した。現地メディアは久しぶりに先発し、チームの快勝に大きく貢献した日本代表FWを揃って絶賛している。
英『BBC』は岡崎をこの試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MVP)に選び、「プレーをうまくリンクさせた。パス成功率は84.4%と精密で、見事なゴールを決めてクリスタル・パレスの希望を打ち砕いた」と得点だけでなく試合を通してのパフォーマンスを高く評価している。
他のメディアもそれに続く。英紙『ミラー』は岡崎に「7」を与え、「スコアシートに復帰し、彼のタックルが先制点を生んだ」と評した。ムサのゴールが決まる直前、岡崎が五分五分のボールに飛び込む勇気を見せたことが高評価につながったようだ。
英紙『デイリー・メール』は岡崎に「8.5」のチーム単独最高点を与えた。地元紙『レスター・マーキュリー』もカスパー・シュマイケルやリヤド・マハレズとともにチーム内最高の「8」をつけ「序盤のゴールデンチャンス(絶好機)を無駄にしたが、見事なゴールを決め、試合を通して素晴らしかった」と称賛した。
クリスタル・パレス戦ではエースのジェイミー・ヴァーディーがベンチスタートとなり、岡崎にチャンスが巡ってきた。試合前から「レスターの勝利には岡崎が必要」との声も上がっており、それを自らの力で証明した。この一戦をきっかけに日本代表FWを取り巻く環境がポジティブに変わるかもしれない。
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