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浦和、ステージ優勝は次節以降に持ち越し。興梠2発で劇的勝利も他会場の条件整わず

text by 編集部 photo by Getty Images

こうろき
浦和は興梠慎三の2得点で勝利したが…【写真:Getty Images】

【アルビレックス新潟 1-2 浦和レッズ J1 2ndステージ第15節】

 明治安田生命J1リーグ2ndステージ第15節が22日に行われ、アルビレックス新潟と浦和レッズが対戦した。

 2ndステージ首位の浦和は勝利し、他会場でヴィッセル神戸と川崎フロンターレがともに引き分け以下に終わればステージ優勝が決まる。一方、年間14位の新潟にとっては残留のために負けられない一戦だ。

 試合が動いたのは7分、遠藤のロングフィードにオフサイドぎりぎりで飛び出した興梠が冷静にゴールを陥れ、アウェイの浦和が先制点を奪う。

 しかし15分、森脇のバックパスがラファエル・シルバにカットされ、カバーに入った遠藤も爆発的なスピードに振り切られてしまう。そしてそのままフィニッシュ。新潟が10番の今季10得点目で同点に追いついた。

 これまで攻撃のタクトを振るっていた柏木がベンチスタートの浦和は、同点にされてから主導権を失う。試合前の大方の予想に反し、新潟がボールを支配する展開で前半を1-1で終えた。

 浦和は後半開始から痛みに耐えながらプレーしていた森脇を下げて那須を投入。さらにペトロヴィッチ監督は積極的な交代策で流れを変えようとする。63分に武藤をズラタンに替え、69分には高木に代えて李を送り出した。

 78分、浦和に絶対絶命のピンチが訪れる。途中出場の鈴木が右サイドからのクロスに飛び込んでゴールネットを揺らし新潟が逆転したかに思われたが、これは惜しくもオフサイド。浦和は九死に一生を得た。

 後半アディショナルタイム突入直前、浦和が底力を見せる。左サイドを突破した関根がクロスを上げると、ズラタンがスルーし、中央に飛び込んだ興梠が倒れこみながら執念の逆転ゴール。5分間のアディショナルタイムもしっかり逃げ切って勝ち点3を手にした。

 しかし、今節での浦和のステージ優勝は決まらなかった。神戸は仙台に0-3で敗れたが、川崎Fが広島に2-0で勝利したため、優勝決定は次節以降に持ち越されている。

【得点者】
7分 0-1 興梠慎三(浦和)
15分 1-1 ラファエル・シルバ(新潟)
90分 1-2 興梠慎三(浦和)

【了】

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