アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】
ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリーは、その堅守ぶりを欧州の舞台でも如何なく発揮している。21日、スペイン紙『アス』が報じている。
ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)、FKロストフとアウェイで戦ったアトレティコは1-0で勝利を収め、3戦3勝としてグループDの首位を堅持した。特筆すべきは、ここまでのグループリーグの3試合、全て1-0で勝利していることだ。
『アス』紙は、これでシメオネ・アトレティコがCL通算39試合中、24試合でクリーンシートを達成していることに言及。今大会のグループリーグにおいても、オランダ王者PSV、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンを相手に、ブレないその戦いぶりが評価されている。
その内訳は、準優勝した13-14シーズンでは13試合中6試合の無失点ゲーム。ベスト8で敗退した14-15シーズンでは10試合中7試合。そして、再び陣優勝に終わった、昨季15-16シーズンでは13試合中8試合のクリーンシート。今季も3試合全てで無失点だ。計39試合中24試合、実に61.5%で無失点という驚くべき数字をたたき出している。
現在、首位を走るリーガエスパニョーラでも8試合で3失点という堅守を見せるシメオネ・アトレティコ。5シーズン目を迎え、徹底された”チョリスモ(シメオネ主義)”と堅守を武器に悲願の欧州制覇へ順調にひた走っている。
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