セルティックを下したボルシアMG【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・メンヒェングラッドバッハ(ボルシアMG)は、世界屈指の”難読”な名前を持ったサッカークラブかもしれない。クラブ自身も自覚しているようで、ある種自虐的なジョークとして対応するユーモアを見せた。
ドイツのメンヒェングラッドバッハに本拠地を置く名門クラブのフルネームは、欧州の主要リーグでは最も長く難解なもののひとつだと言える。日本では「ボルシアMG」の略称が広く用いられるが、世界的にはそれほど一般的ではなく、ドイツや他国では略称として「メンヒェングラッドバッハ」、あるいはさらに縮める場合には「グラッドバッハ」などが用いられることが多い。
そのボルシアMGは、現地時間19日に行われたチャンピオンズリーグの試合でセルティックと対戦。この試合の放送を店内のテレビで流そうとしたスコットランドのあるパブは、店外の看板にその旨を告知しようと試みたが、セルティックの対戦相手の名前の複雑さにさじを投げたようだ。「ボルシア」に続けて「メンヒェングラッドバッハ」を綴ろうとして3回失敗したものに打ち消し線を入れ、最後は「ドイツのチーム(A German Team)」と書いてしまった。
ボルシアMGはその看板の写真をクラブのツイッターの公式英語アカウントでツイート。さらに、英語アカウントのユーザー名を「A German Team」に変更するという対応を見せた。英語圏のファンにとっては、非常に分かりやすいチーム名ではあるかもしれない。
なお、試合はアウェイのボルシアMGが2-0で勝利。マンチェスター・シティとバルセロナに連敗を喫していたが今大会初勝利を挙げ、グループステージ突破へ望みを繋いでいる。
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